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助成事業レポート

聴覚障害者の鑑賞機会を創出するための舞台手話通訳普及事業

  • 年度:2023年度

  • 申請者名:NPO法人アートワークショップすんぷちょ

聴覚障害者の鑑賞機会を創出するための舞台手話通訳普及事業

申請者名

NPO法人アートワークショップすんぷちょ

プロフィール

舞台芸術を通して多様な人の交流を促し、あらゆる人にとって芸術における創造、環境が開かれるよう、ワークショップ、舞台公演、芸術祭の開催など幅広くプロデュースを行っています。

URL・SNS等

http://sun-pucho.com

事業概要

聴覚に障害がある人が、演劇などの舞台鑑賞が身近になるよう、演劇作品に手話通訳をつける「舞台手話通訳」を普及させるため、専門団体との連携のもと、仙台での人材育成、上演、ノウハウをまとめたブックレットの作成を行いました。

事業の詳細

 近年では、法律の後押しもあり、障害のある人が舞台鑑賞をより身近に感じられるよう、さまざまなアクセシビリティ向上のための手法が展開されつつあります。舞台手話通訳はそのうちの一つですが、認知や普及は発展途上です。普及を拒んでいる課題としては、人材育成の難しさにあります。舞台手話通訳者は手話通訳スキルのみならず、演劇スキル、ろう者とのコミュニケーションスキルなど、総合的な力が求められます。そのため稽古時にもろう者の監修者を配置し、手話が表現しようとしている演劇的な場面や情報が正しく通訳されているか、意味だけでなく、感情や背景まで伝わるように演じられているかを稽古する必要がありました。
 当事業では、国内で舞台手話通訳普及を進める専門団体と連携協力し、全国でも珍しい、聴覚障害のある子どもを対象とした人形劇に舞台手話通訳をつけることを試みました。舞台手話通訳は仙台の手話通訳者が務め、人材育成としては一定の成果をあげることができました。また、そのプロセスをブックレットとしてまとめ広く配布することにより、人材育成、鑑賞側の認知などあらゆる側面での「普及」を進めるきかっけとしました。

実施イベント

イベント名

日程

会場

総来場者・参加者数

宮城野区子ども舞台芸術祭フラットシアターフェスティバル「きんいろの髪のお姫さま」

2023年9月16日~17日

宮城野区文化センター

 100人

制作物

メディアの種類

タイトル

URL・販売/配布場所

料金

冊子

舞台手話通訳つき公演の実践

http://sun-pucho.com/shuwabooklet

実施体制

主催

NPO 法人 アートワークショップすんぷちょ

協力

特定非営利活動法人 シアター・アクセシビリティ・ネットワーク

助成

公益財団法人仙台市市民文化事業団