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助成事業レポート

和楽器・洋楽器による音楽文化事業

  • 年度:2023年度

  • 申請者名:平澤真悟

和楽器・洋楽器による音楽文化事業

申請者名

平澤真悟

プロフィール

仙台在住の尺八演奏者。大学在学中に都山流尺八准師範を取得。2021年11月に、世界中の尺八演奏者が独奏尺八の腕前を競い合う『2021国際尺八コンクール』に出場し、銀賞となる県知事賞を受賞。

URL・SNS等

https://youtu.be/4M5WYzEJJAY

事業概要

本事業は音楽文化芸術の次世代を担う学生を主な対象とし、加えて、子供を育てている若年層・中年層に対しても文化芸術への理解促進を図ります。
社会全体のグローバル化に伴う文化の多様性を伝えることで、自国文化のアイデンティティの認識、ひいては、自分自身の今後の生き方を考えてもらう音楽を通じた文化事業です。

事業の詳細

 
 新型コロナ感染症によって、学校音楽教育(合唱コンクールや芸術鑑賞会等)の機会が数多く失われており、また若者世代ではネット社会の発達に伴い、生演奏・生の楽器の音色を聴く機会が減少しています。そして、和楽器の業界においては、伝統文化の後継者不足がより顕著になってきているという問題もあります。現代の日本においては、コロナによる経済状況の悪化により、文化芸術全体は真っ先に節約の対象となりました。教室の運営などをしていない固定収入が少ない若手演奏家たちは、演奏家を継続できない状況あるいは瀬戸際にあります。経済の低迷が続く中、一人でも多く次世代を担う演奏家が残り、また、生まれることを願い、本事業を申請することにしました。
 今回の助成によって、仙台に縁のある若手演奏家を中心とした、和洋コラボレーションの企画を催すことができました。楽器は、尺八、箏、フルート、ピアノの4種類で、一つの演奏会で様々な組み合わせの合奏を聴くことができるプログラムを用意しました。西洋の楽器との垣根を越えて音楽を作り上げることによって、日本の伝統楽器の可能性や自由度の高さを感じてもらい、多くの観客の皆様に音楽の魅力をお伝えすることができました。今後も和楽器と他のジャンルとの融合をコンセプトとしたコンサートを用意し、和楽器の担い手が増えるよう活動を続けて行きたいと思います。

実施イベント

イベント名

日程

会場

総来場者・参加者数

和洋響鳴

2023年11月26日

仙台市戦災復興記念館記念ホール

180人

制作物

メディアの種類

タイトル

URL・販売/配布場所

料金

映像

和洋響鳴ダイジェスト版

YouTube
(https://youtu.be/uMEPooHTBSM?si=LnKurkK48taW0nGW)

無料(YouTube動画)

動画

実施体制

主催

尺八演奏者 平澤真悟

助成

公益財団法人仙台市市民文化事業団