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助成事業レポート

アートの力を他分野に活かすアウトリーチ活動普及のためのネットワーク構築と実践事業

  • 年度:2024年度

  • 申請者名:一般社団法人PLAY ART!せんだい

アートの力を他分野に活かすアウトリーチ活動普及のためのネットワーク構築と実践事業

申請者名

一般社団法人PLAY ART!せんだい

プロフィール

芸術が持つ包括性や創造性を文化的資源と捉え、その価値を活かす実践を社会の中で行うことにより、人々に還元し、多様な社会で生きる力の循環を生み出すことを目的としてワークショップの実施や、人材育成に取り組んでいます。

URL・SNS等

https://playartsendai.com

事業概要

本市でのアウトリーチ活動を充実させるため、教育や福祉の現場でアートワークショップを実施しました。実施を通して教育福祉関係者にアートワークショップの可能性を間近に感じてもらい、取り組みが普及していくための理解促進を進めることができました。

事業の詳細

2023年に引き続き、演劇の手法を活用したワークショップを小学校・中学校・障害者福祉施設の3か所で実施しました。アウトリーチ活動における課題として、市内では3回以上継続実施される事例が少ないこと、また教育分野以外にも実施ニーズがある可能性が挙げられます。
小中学校での実施では、子どもたちがグループワークを通じて協力し、対話しながら合意形成を体験しました。年齢に応じた課題(恥ずかしさ、男女差、性格の違いなど)も見られましたが、3回の実施を経て、それらを活かす方法に気づく姿が見られました。
福祉施設では今回が初めての開催でした。一般就労を目指す自立訓練施設では、コミュニケーションを円滑にする目的で構成された演劇ワークショップが有効であると感じました。
また、アウトリーチ活動の充実にはファシリテーターの育成が不可欠です。今回の小中学校での実施には、若手俳優が人材育成枠として参加しました。彼らにとって初めての教育現場でのワークショップでしたが、演劇が創作や上演だけでなく教育にも活かせること、また子どもたちに変化をもたらす可能性を実感する機会となりました。
今後は、ワークショップの実績を積み重ねるとともに、ファシリテーターやコーディネーターの人材育成、教育関係者とのネットワーク構築を進め、仙台市内におけるアウトリーチ活動を持続可能な社会システムとして定着させていくことが目標です。

実施イベント

イベント名

日程

会場

総来場者・参加者数

仙台市立六郷中学校演劇ワークショップ

2024年12月4日、5日、6日

仙台市立六郷中学校

511人

仙台市立南材木町小学校演劇ワークショップ

2025年1月16日24日30日

仙台市立南材木町小学校

自立訓練事業所Rickyクルーズ演劇ワークショップ

2024年12月1日、8日22日

Rickyクルーズ青葉通り校

演劇ワークショップを教育現場で活かすための、ファシリテーター育成ワークショップ

2025年3月2日

宮城野区中央市民センター和室1

実施体制

主催

一般社団法人PLAY ART!せんだい

協力

特定非営利活動法人PAVLIC