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助成事業レポート

ろう者とのパフォーミングアーツ活動活性化事業

  • 年度:2024年度

  • 申請者名:さぐる・おどる企画

ろう者とのパフォーミングアーツ活動活性化事業

申請者名

さぐる・おどる企画

プロフィール

ファシリテーター、手話通訳、サポートダンサー等が在籍。ダンスワークショップを通して主に聴覚障害児者のパフォーミングアーツ活動参加への後押し、聴者と共に活動し相互理解を深めることを目的に活動しています。

URL・SNS等

https://shibuyayuko.com/saguodo

事業概要

[事業内容]
・ダンスワークショップ(主催 4回、アウトリーチ活動 計10回)
・ろう者の芸術活動を知る映像作品の上映および講演・意見交換会
[目的]
1 聴覚障害児者のパフォーミングアーツ活動の促進
2 アーティスト・制作者への情報普及
3 聴者と聴覚障害児者の交流・相互理解の機会提供

事業の詳細

 主催ワークショップ前年度16回開催に対し56名、今年度4回約40名の参加者となり、情報の定着を感じています。リピーターと新規は半々で開催を楽しみに待っていてくださる方もいました。課題点は聴覚障害のある人の参加が少ないこと。参加への不安、慣れない場所に足を運ぶことへの懸念が予想されます。その問題点は昨年度からあった為、今年度はこちらから出向く訪問ワークショップも開催。市内の手話サークル8ヶ所を巡回、合計101名(そのうち聴覚障害のある人約40名)の方に体験頂きました。殆どの方が初めてダンスワークショップを体験。多くの方に音楽がなくても楽しく踊れたと言って頂きました。
 また沿岸部に近い地域では聴覚障害がある人の震災体験を教えて頂き、我々にとっても貴重な体験となりました。普段の活動の中に組み込むことで安心して参加でき、サークル仲間同士が更に仲良くなるきっかけになった等の意見もあり利点を多く見つけることができました。
 映画上映会ではろう映画監督2名2作品を上映。両作品共90名(そのうち聴覚障害のある人約25名)を超えるお客様にお越し頂きました。日本における聴覚障害のある人の割合は100人に1人。この割合からすると多くの聴覚障害のある人にご参加いただけたことが伺えます。垣根なしに映画を楽しむ場、聴者にとっては聴覚障害のある人について知るきっかけになれたと実感。活動継続の必要性を強く感じています。

実施イベント

イベント名

日程

会場

総来場者・参加者数

手話通訳つきダンスワークショップ「さぐるからだ、みるわたし」

2024年8月24日(土)、10月27日(日)、12月22日(日)、2月15日(土)

せんだい演劇工房10-BOX

221人

訪問ワークショップ「さぐるからだ、みるわたし」

2024年8月27日(火)、9月24日(火)、10月8日(火)、11月6日(水)、11月21日(水)、11月22日(木)、12月5日(木)、1月16日(木)

若林障害者福祉センター、太白障害者福祉センター、国見コミュニティーセンター、柳生市民センター、錦が丘コミュニティーセンター、東北福祉大学、荒町市民センター

ろう映画監督によるサイレント作品「映画上映会&トーク」

2025年1月13日(月祝)

せんだいメディアテークスタジオシアター

実施体制

協力

NPO法人エイブル・アート・ジャパン、宮城県手話通訳者問題研究会、みみサポみやぎ、みやぎデフキッズクラブ、NPO法人アートワークショップすんぷちょ、深川勝三生誕100年記念プロジェクト実行委員会、聾の鳥プロダクション