あしあとキャラバン
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文化芸術と社会の連携推進(スタートアップ枠)
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音楽
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演劇
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舞踊
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伝統芸能
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年度:2024年度
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申請者名:チームあしあとキャラバン

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申請者名
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チームあしあとキャラバン
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プロフィール
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仙台市をはじめ全国で活動するアーティストと舞台制作会社社員が設立した任意団体です。教育機関や企業・団体と連携し、子どもを含む地域住民が主体となるまちづくり事業の推進を目指し活動しています。
事業概要
東日本大震災の記憶を継承し、防災意識を高めることを目的に、仙台市内の学校等を対象としたリサーチもとに「被災地独自の文化芸術を生かした防災学習」(防災×表現)の可能性を探る取り組みです。文化芸術を防災・教育・観光の各分野における資源と捉え、地域社会における教育や自治活動等への活用を目指しています。
事業の詳細
将来を担う若年層が震災を「自分事」として捉えるきっかけづくりと、舞台芸術団体の宝庫である仙台の強みを生かした、誰もが日常に舞台芸術を取り入れられる土壌づくりを目的に本事業を企画しました。
今年度は市内8校への訪問リサーチを行い、上杉山中学校にて26名を対象に「防災×表現」ワークショップを実施。被災証言を聴く→表現する→他者に伝えるという3段階を通じて、復興を支えた「人とのつながり」「地域の絆」に着目しました。参加者からは「震災の捉え方が変わった」「参加して良かった」「表現の楽しさを知れた」等の声があり、参観した教員からも生徒の変化に驚く声が寄せられました。課題としては、一度限りの実施による時間的制約と、それに対応する到達点・方向性・内容の再検討が挙げられました。
各校のリサーチでは、学校毎の受入体制やスケジュール調整の難しさ、実施資金の確保が課題となる一方、外部プログラム導入への期待も寄せられました。
今後は、学校の規模・要望等に応じた柔軟な導入形態や持続可能な実施モデルの構築を目指し、地域企業・団体との協力を模索するとともに、修学旅行プログラムへの展開も視野に取り組みを継続します。
(なお、助成期間外の実施となりましたが、本ワークショップの成果は学校行事「3.11東日本大震災追悼集会」にて舞台共演として発表され、学校ブログで紹介されました。)
実施イベント
イベント名 |
日程 |
会場 |
総来場者・参加者数 |
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3.11東日本大震災追悼集会防災表現ワークショップ |
2025年3月13日 |
仙台市立上杉山中学校 |
26人 |
制作物
メディアの種類 |
タイトル |
URL・販売/配布場所 |
料金 |
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映像 |
(1)上杉山中学校 WS記録映像 |
無料 |
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映像 |
(2)上杉山中学校 ワークショップ参加者の振り返り会 |
無料 |
実施体制
主催 |
チームあしあとキャラバン |
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共催 |
仙台市立上杉山中学校 |
協力 |
一般社団法人三陸まちづくりART、公益社団法人3.11メモリアルネットワーク、かどのわき町内会 |
助成 |
公益財団法人 森村豊明会 |
フォトギャラリー
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上杉山中学校WS1 オープニング
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上杉山中学校WS2 アイスブレイク 徐々に緊張がほぐれていく生徒たち
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上杉山中学校WS3 演劇チーム 朗読を聞いて感じたことを話し合う
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上杉山中学校WS3 演劇チーム 台本構成を検討中
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上杉山中学校WS4 演劇チーム 小道具として使った発泡スチロール製のグレーボックス
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上杉山中学校WS6 演劇チーム 配役を決め、実際に動いてみる
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上杉山中学校WS7 身体表現チーム 使用楽曲の基本振付練習
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上杉山中学校WS8 身体表現チーム 具体物を使って相手に「渡す」表現を体験
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上杉山中学校WS9 身体表現チーム 自分たちで表現を作っていく
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上杉山中学校WS10 あしあと編集会議 感じたこと、キーワードを書き出し