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助成事業レポート

主催コンサート事業「おはなしクラシック どなたでもコンサート」の開催

  • 年度:2024年度

  • 申請者名:La boite a jouets―音楽の、おもちゃ箱―

主催コンサート事業「おはなしクラシック どなたでもコンサート」の開催

申請者名

La boite a jouets―音楽の、おもちゃ箱―

プロフィール

“おもちゃ箱を開けたときの感動や、ワクワクした気持ちを音楽で届けたい!”という思いを持ち、年齢・障がいの有無・国籍等に関わらず、どなたでも楽しめる内容の主催コンサート開催や訪問演奏をしています。

URL・SNS等

https://laboiteajouets.home.blog

事業概要

朗読を交えた分かりやすいコンサート「おはなしクラシック」を、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)」精神のもと、“どなたでも鑑賞できる”コンサートとして企画・制作しました。企画段階からユニバーサルサービス構想を念頭に置き、誰もが楽しめる内容構成や運営体制を整え、2回開催しました。

事業の詳細

 文化芸術へのアクセスは、人々の生活の質を高め、豊かな人間性を育む上で重要です。しかし、乳幼児や障がいを持つ方、外国人、感覚過敏を抱える方々など、多様な背景を持つ人々にとって、クラシックコンサートへの参加には多くの障壁があります。また、改正「障害者差別解消法」により合理的配慮が法的義務となり、「誰もが参加できる環境」の整備が求められています。
 こうした課題を受け、私たちは「どなたでもコンサート」を開催しました。0歳から入場可能、車椅子やバギーでの鑑賞スペースの設置、休憩室の設置、日本語・英語の字幕表示、英語対応案内人の配置など、多様な配慮を実施しました。また、外国人対応の理解促進を目的に「やさしい日本語講座」を開催し、コンサートに反映させる取り組みも行いました。
 2024年度には、全公演が前売り券で完売し、幅広い来場者に楽しんでいただきました。特に、コンサート初参加の家族が半数以上を占め、「体験型の演出」や「途中入退室可能」な環境が好評を得ました。また、休憩室の設置やリアルタイム配信が「安心感を与える」と評価されました。さらに、市民活動団体との協働で休憩室をセンサリールームとして運営する機会を得られ、地域のつながりも実感しました。今後は成功体験のモデルを提供し、法人化を目指して合理的配慮に関する研修やネットワーク構築を進め、多くの人々に文化芸術を届ける仕組みを作ります。

実施イベント

イベント名

日程

会場

総来場者・参加者数

おはなしクラシック どなたでもコンサート企画「やさしい日本語講座」

2024年9月5日(木)
10:00~11:30

南中山市民センター

795人

おはなしクラシック3.5 ようこそ!「ふしぎな動物園」へ どなたでもコンサート

2024年9月21日(土)
①11:00~ ②14:30~

宮城野区文化センター
パトナシアター

おはなしクラシック4 サーカスとピエロの魔法 どなたでもコンサート

2024年12月15日(日)
①11:00~ ②14:30~

宮城野区文化センター
パトナシアター

制作物

メディアの種類

タイトル

URL・販売/配布場所

料金

映像

【音楽のおもちゃ箱】どなたでもコンサート紹介動画

YouTube
(https://www.youtube.com/watch?v=CypAMonG6KQ)

無料

実施体制

主催

La boite a jouets―音楽の、おもちゃ箱―

後援

仙台市、仙台市教育委員会、(公財)仙台ひと・まち交流財団、(一財)仙台こども財団、河北新報社

協力

仙台市市民活動サポートセンター、プラスクロス、市民スポーツボランティアSV2004

助成

(公財)仙台市市民文化事業団の「文化芸術を地域に生かす創造支援事業」